編集王は人生の教科書

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1011/16/news040.html

20代で読むべき本のトップ10らしい。

『編集王』がなぜランクインしていないか、理解に苦しむ。

巨匠・土田世紀の最高傑作である編集王は、マンガ制作を媒介とした壮大な人生指南書であると僕は解釈している。
また、マンガのことを扱ったマンガ、いわゆるマンガマンガの中でも、『BAKUMAN』と並ぶ最高傑作であることに疑いの余地がない。



物作りの尊さ、ひたむきであることの美しさ、同じ志を持ちながら信条の違いにより衝突せざるを得ない難しさ、そして『ジョジョの奇妙な冒険』とも共通する、人間そのものが秘めたほとばしる情熱の素晴らしさ…ビジネスマンとして、いや人として読んでおかないといけない内容が超高密度で封入されているのが編集王なのである。



このマンガには本当に個性的でクセがある人物が多数登場するけど、俺が最も好きなキャラクターの一人が、マンガ家の晴海先生。
この人物には二つかっこいいところがある。
一つ目は、自分のことをなんの迷いもなく天才と称しており、なおかつ実際に天才であるところ。かっこいいじゃないか。



二つ目は、面白いマンガを書くためなら、家族や生活が犠牲になってもしかたない、いやむしろそういったものがボロボロな方が良い作品を作り出せると本気で思っているところ。
かっこよすぎる…。
奥さんと子どもが仕事場に持ってきた離婚届を足で蹴り飛ばして、マンガを書き続けるシーンにはしびれました。

この作品には、他にもまだまだ強烈なキャラクターがたくさん出てくる。
編集王の素晴らしいところは、こういったキャラクターたちが、必ずしも分かり合うわけではないというところ。
誰にでもそれぞれの正義があり、信条があって、それが激しく交錯することで、社会は回っていることを教えてくれた編集王こそ、社会に出る前に必ず読んでおくべき作品です!

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