そうら、おいでなすった




例の漫画部屋ラピュタからレンタルしていたあしたのジョーをこの前読み終わった。

古い漫画だから絵が嫌い、みたいなわけわからん食わず嫌いで2011年の今、ようやく初めて読んだわけですが、衝撃と感銘を大いに受けました。

というか、なんですか、このすごいテンション。
迫力とスピード感が圧倒的で、書き手の圧倒的なモチベーションを感じずにはいられません。


僕はもういろんな意味で完全にオトナですが、大のオトナがあっさりと影響されてしまう作品は、間違いなく名作です。
さすがにボクシングをしようとは思わなかったけど、燃えカスなんて一切残らないくらい完全燃焼して、真っ白い灰になれたらどんなに素敵なことなんだろうと本気で思ったのです。

有名すぎるラストシーンはずいぶん前から知ってはいたけど、そこまでの流れがかっこよすぎ。
そして漫画の中の人物、みんな口が悪いw
このきちがい野郎め、なんてセリフは今のご時世じゃ、どこかの人権野郎が黙っちゃいないでしょうな。


そしてジョーを読むと編集王をもう一度読みたくなる。
ジョーになりたかったカンパチのセリフって、けっこうジョーのをそのまま使ってるんだよね。
そうら、おいでなすった、とか。
そしてマンボ好塚の遺作「あした」。もうたまりません。



漫画は素敵だ。
今のままじゃ、燃え尽きるためには火力が足りない。
このままじゃ生焼けミディアムだ。

漫画部屋ラピュタ
http://shinjukulaputa.web.fc2.com/