志村正彦と藤沢と高円寺



2009年12月24日、2年前のクリスマスイブ。
ふとこの日の夜のことを思い出した。

この日僕は、神奈川県藤沢市にいた。
有刺鉄線の2ndアルバムとして翌2010年3月に発売される『放課後のシンパシー』のレコーディングが、当地のレコーディングスタジオで進行中だった。

その日のレコーディング作業が一通り終わった夜の11時ごろ、その後ナミダロジックでも一緒にバンドをやることになるヤマザキと一緒に、僕は藤沢駅のすぐ近くのリンガーハットでチャンポンを食べながらビールを飲んでいた。
ユーセフやSHIOSEはすでに帰宅していた。


もう終電があやしい時間だったけど、翌日も藤沢でレコーディングが決まっていた僕は、帰宅するのが面倒だったので駅近くのカプセルホテルに宿泊するつもりだった。
ちなみにヤマザキは藤沢からはそれなりに近いところに住んでいた。


ふと間が空いて、僕はなにげなく携帯をいじって、ミクシィにログインしてみた。
そのとき、ひとつのミクシィニュースが目に飛び込んできた。


フジファブリックのボーカル 志村正彦急逝


当時の僕はフジファブリックのことはよく知らなかった。
1stをちょろっと聞いたことがあるくらいだった。


別にオチはないけど、そんなことをさっきふと思い出した。


そうそう、志村は高円寺に住んでいて、高円寺のライブハウスでバイトしていたんだってね。
今も高円寺で暮らす僕にとって、ちょっと嬉しい情報だ。

環状七号線を気持ち飛ばしてみようか。


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