同じ街で一緒に大人になっていった

2013-06-24

僕は東京あきる野市の出身です。

ちょうど10年前に都内で暮らし始めてからは、地元に帰るのは年に数回で、だんだん小中学校時代の同級生とも疎遠に。

そんなところ、去年の秋に超久しぶりに地元で小中学校の同窓会がありました。
もちろん秒速で参加を決めたんだけど、ちょっとだけ不安もあったんです。

地元の小中学校というのは、まさに住んでいる地域と生まれた年が偶然一緒だった人たちの集合体であり、なんの統一感もないコミュニティなんですね。

それこそいろんな人がいます。

盛り上がるのかな。
なにより久しぶりに会う人たちと、俺ちゃんとコミュニケーションできるかな、なんて心配をちょっとだけしてました。

でもね、地上最大レベルの杞憂だったよ。

実行委員をやってくれた人たちが用意周到に盛り上げまくってくれたおかげもあって、最初から最後まで本当に楽しかった。

何年ぶりかも分からないくらい久しぶりでも、先週に普通に飲んだかのようなスムーズさがあった。
その同窓会と前後して、フェイスブックで一気に同級生達とつながれました。

そして正月、地元で小さな飲み会を開催したんです。

そのときも10人くらいの地元の仲間が集まってくれて、とても楽しい新年会だった。

もう一軒飲むべと、真夜中に行った二次会で、地元の仲間と女性観について話していたとき、そのうちの一人が、
「俺たちは仲間だから理解できるけど、普通の人が聞いたら武蔵の女性観は理解できないよ」
って僕に言った。

嬉しかった。
女性観の話じゃないよ。

離れて暮らしていても、何年会ってなくても、同じ街で成長してきた仲間が自分にはたくさんいるんだ、それが嬉しかった。

その彼とは、そこまで仲良しってわけじゃない。
みんなで集まるときに一緒になることはあっても、二人で遊びに行ったりすることはたぶんなかったと思う。

いつでも帰れる場所があって、それを同じ街で育ち大人になっていった仲間と共有できている。
会ってない時間でも、関係性は保たれ、そして育つ。

ホワイトベースがあるって最高だ。
地元の仲間と花見やBBQしたい