なにかを犠牲にしたと思ったことはない
知り合って日が浅い人に、音楽をずっと続けていることを言うと、「夢を追っているのって素晴らしいです」みたいなことをよく言われます。
もちろん光栄で嬉しいことなんですが、ちょっとだけ違和感もあるんですよ。
大きな目標を達成するために、なにかを犠牲にして努力したり、普通に生きるために必要がないことをあえてやっているわけじゃないんですよね。
僕にとってのバンド活動は、すなわち常態です。やっているのが当たり前なんです。
逆にやっていないのは異常な状態なんです。
夢をかなえるためにバンドやってるんじゃなくて、バンドやってないと生活が極めて無味乾燥で退屈で死にそうになるから、健全な心を保つためにやらざるをえないのです。
その上で、やっぱり続ける以上は向上していきたい。
だからよりたくさんの人に自分たちの音を聞いてもらったり、ライブを見てもらいたい。
そして、友達しかライブに来ない、おっさんの趣味バンドにはなりたくない。
いつまでもシーンの最前線でギラギラしていたいから、ある程度以上の名声と人脈を得たい。
勝負はまだまだこれからです。