世界を黙らせろ

今年は2010年。サッカーW杯が開催される4年に1度の大切な1年です!

昨年12月に予選リーグの組み合わせ抽選が行われ、日本はオランダ、デンマーク、カメルーンと同じ組に入りました。この4チームで総当たり戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントに進出します。
たしかに過去3大会と比べ、強豪揃いで非常に厳しい組に入りましたが、それがどうしたこの野郎。
ここでアントニオ猪木氏のあの名言を引用しましょう。


「戦う前から負けること考えるヤツいるかよ! バカヤロー!」


なあ、みんな。心のどこかで「日本人はサッカーがヘタクソで、ヨーロッパやアフリカのチームに勝てるわけがない」なんて、ムードに流されて思ってないか?
ふざけたことを言ってるんじゃありません!
世界のサッカーを熟知していて、論理的に日本のサッカーがまだ未熟であると判断しての発言ならまだ許せるが、よく知らないのならムードで判断するのは良くない。
「どうせ日本人なんて」みたいな、意味もない自虐発想はもうやめようぜ。
思い返せば以前勤めていた会社のおっさんが、メジャーリーグに挑戦するイチローや松坂に対して、「日本人が野球でアメリカに勝てるはずねーんだよ。どうせムリムリ」みたいなたわけたことを言っていたけど、今やイチローはメジャーリーグ最高の打者だし、野球の日本代表は2大会続けて世界一に輝いている世界最強のチームだ。

俺は別にサッカー日本代表が野球みたいに今すぐ世界一になれるなんて思ってない。ただムードに流されて、あるいはしたり顔で「日本のサッカーなんてまだまだだよ」なんて言うのはやめてほしいんだ。
ほめるよりけなした方が、なんとなく玄人っぽく見えるからだとは思うけど。


それに今の日本代表は、俺が見てきた中では一番のチームだ。
非常にテクニカルで、日本人の良さであるショートパスの上手さ、高度なテクニック、抜群のチームワーク、高い走力と持久力が十分に活かされている好チーム。
特に中盤を構成する、中村俊、中村憲、遠藤、長谷部あたりの技術は、けっこうなワールドクラスだと思う。


2004年の夏、それまで大きな実績を残していなかったギリシア代表が、驚異的な守備力を前面に押し出した個性的なサッカーでヨーロッパを制した。
あの夏、ギリシアのサッカー好きたちは、毎日がハッピーだったに違いない。

日本代表がブラジルみたいに常勝チームになるには、あと数百年の歳月が必要だろう。少なくとも俺が生きているうちは無理だ。
しかし、ギリシアみたいな一夏の爆発なら、今の日本代表にはそれを起こす力が十分あると俺は信じている。


世界に痛烈な一撃を加えるための戦いはもう始まっている。



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