トライすらできないヤツが、やっている人間に何を言えるって言うんだ?

1970年代後半、ロンドンではパンクムーブメントが到来し、数多くのパンクバンドが世に飛び出しました。
この中で、Sex PistolsやThe Damnedなどとともに一時代を築いたのがThe Clash。

クラッシュがどういうバンドかといえば、とにかくマジメ。
キッズが無理なく買えるようチケットの価格を安く抑えたり、3枚組のレコードを1枚分の値段で発売したり、活動を維持する程度の利益しか残さないため、知名度の割にはぜんぜん儲からなかったそうです。


クラッシュはパンクムーブメントに乗って有名になりましたが、早い段階から単純なパンクサウンドからの脱却を目指し、レゲエ・スカ・ジャズ・ダブ・テクノといった、様々なジャンルの音楽を強引にサウンドに取り入れていきました。
こうした実験精神は音楽業界やパンク以外の音楽ファンから高く評価されましたが、元々のパンクファンには裏切りと見なされることも多かった。

ある日のライブでファンがあまりにも要求するため、ギターのミック・ジョーンズが『White Riot』という初期の代表的パンクナンバーのイントロを弾いたところ、あとから楽屋でそのことをめぐってボーカルのジョー・ストラマーと殴り合いのケンカをしたという話は有名です。
こんなところにも、クラッシュのマジメさが感じられます。


あとクラッシュは、この時期の初期パンクバンドの中でもピカイチのルックスの良さでも知られています。
純粋におそろしくかっこいい連中です。
そしてもちろんライブも、ワイルドかつスタイリッシュでマジでやばいです。


この前テレビでもやっていましたが、ジョー・ストラマーはとにかく名言が多い男です。

その中でも僕が一番好きなのは、

 「トライすらできないヤツが、やっている人間に何を言えるって言うんだ?」

ですね。
パンク精神そのものです。



ジョーは2002年12月に急死しますが、死の1ヵ月ほど前にどんなドラマよりもドラマチックな出来事がありました。

とあるチャリティーイベントに出演していたジョーは、客席に偶然ライブを見に来ていたミック・ジョーンズがいることに気づきます。


ジョーはミックに向かって、

「君はこの音を知っているだろう?」

と言いながら、ある曲のギターをかき鳴らします。


それはかつて、この曲を演奏するかしないかを巡って殴り合いのケンカをした『White Riot』でした。
ミックはステージに上がり、クラッシュ解散以来20年ぶりに二人は同じステージに立ちました。





こんな感じでジョーは世界中の音楽好きやミュージシャンに尊敬されているとんでもない男なんですが、有名になったあとも普通にライブ告知のフライヤー配ったり、ラジオ局にCDを持ち込んで営業したりしてます。

もうひとつジョー・ストラマーの名言を。

「やるしかないのに、そんな簡単なことのわからない人間が多すぎる」


見る前に飛べ精神でがんばります。




左から、
ジョー・ストラマー(Vo)
ポール・シムノン(Ba)
トッパー・ヒードン(D)
ミック・ジョーンズ(G)





3rdアルバム『LONDON CALLING』。
おそらく世界でもっとも有名なジャケットのうちのひとつ





ジョー・ストラマーみたいになりたい。



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