それでもバンド王を目指す
そういえば土田世紀先生が亡くなってからもう10日以上が経つんですね。
あまりに急だったので、本当に衝撃でした。
僕の中で土田先生といえば、やっぱり「編集王」。
出会ったのは完全にオトナになってからと遅かったのですが、本当にこの作品に出会えて良かったと思っています。
編集王はマンガ作りを扱った作品で、主人公はボクサー崩れの編集見習いなんですが、僕は編集者でもありますので、物作りの崇高さ、難しさみたいなのにあらためて触れることができて、よーしやったるぜみたいな気分に何度もなれたものです。
…一応ブログなのでこうやって理屈っぽく書いていますが、そんなものは関係ないくらい純粋にエンターテイメントとして面白いです。必読です。
強烈な個性を持ったオトナがたくさん現れます。
エロの帝王、明治。
天才、晴海。
文学とともに死ぬ、五日市。
本当の漫画ヴァカ、仙台。
それでも漫画を愛する、疎井。
そして土田先生とシンクロする、マンボ好塚。
いつかバンドをでっかくしてバンド王になって、ジャケットを書いてもらうことが夢でした。
玉稿ありがとうございました！
「ナミダロジックの漫画★ヴァカ～第１回 編集王～」