商業的成功

そうそう、明日のライブでは新曲を大量投入しますよ!
その中のひとつに「まちぼうけ」という曲があるんだけど、俺はこの曲を初めて聴いた時、カネのニオイを感じた。これはすごく良いこと。



商業的であることにアレルギーを示す人は、ロック的音楽に関わっている人にはものすごくたくさんいるし、俺も昔はそうだった。
でも、別に売れることそのものは、間違いなくすごいこと。
質が高かったり、時代の要求に的確に応えていたり、とにかくなにかがないと作品は売れない。質が低かったり、特徴がないものが売れるはずがない。
もしくだらないものが売れるとしたら、それは圧倒的で完璧にくだらないもの。くだらなさを極めているから売れる。
羞恥心とかそうでしょ。ハンパじゃなく救いようがないからこそ存在価値がある。



ある親しい音楽関係者が有刺鉄線を見て、
「俺に資金があったら有刺鉄線で金儲けする。このバンドにはカネのニオイが濃厚にただよっている」
って言ってくれたんだけど、これは最上級のほめ言葉。



商業的な成功は素晴らしいことであり、売れているものは基本的に価値があるもの。


大切なのは、売れていないもの、つまり商業的に成功していないものにも、素晴らしいものがたくさんあることを理解していることなんです。
ここをよく理解している人が、理解していない人を嘆いたり、敵視したりする結果として、商業的に成功することそのものも悪ととらえてしまうんじゃないかな。



仕事はもちろんのこと、趣味であっても、本当に価値があるなら自然に経済的価値が生まれてもなんら不思議ではない。


有刺鉄線の価値を証明するため、まずは明日のライブで爆発する所存です。
来てくれる人はギリギリでもいいのでメールください。前売チケットをゲットしておきます!


 


12/23 渋谷DESEO
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