無力さを知る

2013-07-01

今日の夕方、さてナミダロジックのバンド練習に向かおうと、ベースを背負って原付にまたがったところ、あれ、カギがないぞ、と。
周囲のどこにも落ちていないし、ポケットにも入っていない。
原付含むカギ束には家のカギもついているんだけど、ちゃんと玄関のカギは閉まっている…。

この段階で、メットインの中に財布やケータイと一緒に放り込んで、そのままの勢いで座った線が濃厚であります(座るとカチッとカギがしまる)。

…やっちまったー!

このときほど自分の無力さを感じたことはありませんでした。
カギがないから家に入れない、財布がないから電車に乗れないし公衆電話も使えない、ケータイないから誰かに電話して助けも呼べない。
本当になにもできないのです。

しばらく思案したのち、以前原付のタイヤを交換してもらったタイヤ屋さんまで、原付を押しながら行ってみることにしました。
もしこのタイヤ屋さんがやってなかったら、交番に行こうと。

タイヤ屋さんは営業していましたが、やはり専門ではないということで、うちではどうにもなりません、とのこと。
でも親切な店員さんがお店の電話を貸してくれ、さらにスマホで付近のバイク屋さんを調べてくれたのです。
このお店には今度菓子折を持って行きます。

そんで、それなりに近いところにある二軒のバイク屋に向かったのですが、片方は閉店、もう片方は定休日。むぎぎ。

結局さらに原付を押しながら、フジファブリックの茜色の夕日のジャケットとなった高円寺陸橋を左折し、環七沿いのJR高円寺駅からそれなりに近いバイクショップまで行くことに。
その道中、いつのまにかマフラーを落としていました。

そのお店で約3000円を払って、ようやくメットインを開けてもらい、ことなきを得たわけです。
ナミロジ練習にはハードに遅刻してしまった。

なにはともあれ、スペアキーは作っておくべきですね。

そうそう、電話したバイク屋のうちのひとつの店員さんが、

「ああ、その車種なら、力尽くで持ち上げればメットイン開きますよ」

って言ってたのがおもしろかったです。