究極目標、男女W杯制覇への道

男子代表がふがいない試合をするとなでしこと比較してとやかく言う人もいますが、日本の女子サッカー代表は第1回W杯から全ての大会に出場していて、五輪もふくめ少しずつ強くなって今があるわけです。
各大会の順位を見ても、

2004年 アテネ五輪 グループリーグ敗退
2007年 W杯中国大会 グループリーグ敗退
2008年 北京五輪 4位
2011年 W杯ドイツ大会 優勝
2012年 ロンドン五輪 準優勝

と着実というか急速に順位を上げていて、まさに国全体での強化が上手くいっているのがわかります。

男子のW杯は1930年から開催されているけど、日本が初めて参加したのは1998年。ちなみに全20回のW杯にすべて出場しているのはブラジルだけです。さすがサッカーの王国。

日本の男子代表も急速に強くなっているのは間違いないですが、世界のサッカーはそれ以上のスピードで進化している印象。

それに対してなでしこは、世界の女子サッカーを技術面でリードしていると思っています。米国の監督が北京五輪で対戦したなでしこを「これこそ、女子サッカーが目指す未来だ」と絶賛していました。これまでは体力勝負だった女子サッカーに、緻密なチームワーク、複数の選手が連動する迫力ある攻撃を持ち込んだなでしこのパスサッカーは、各国の注目の的になりました。

次はいよいよ準決勝のイングランド戦、勝てば米国が待っています。

男子と女子、どちらがどうとかではなくて、どちらにもとても期待して応援していて、だからこそ躍進は心より嬉しいし、僕が生きている間に男女でW杯を制覇した2番目の国に日本がなると期待しています(1番目はドイツ)。